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【インド】(速報)知的財産審判委員会(IPAB)の廃止(2021年4月4日)

IPニュース 2021.05.11
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 2021年4月4日、インド政府は、審判所改革条例(The Tribunals Reforms (Rationalisation and Conditions of Service) Ordinance, 2021)を公布しました。この条例により、知的財産審判委員会(IPAB=Intellectual Property Appellate Board)が即時廃止となりました。

 IPABは、商標および特許に関する各種審判事件を管轄する審判所ですが、以前より、委員長等が空席のまま、ほぼ停止状態となっていました。そのため、IPABの元委員長からはIPABを廃止すべきとの見解が示されていました。知的財産関連の団体からはIPAB廃止に反対する見解も示されていましたが、今回、IPAB廃止に至りました。

 従って、今後発行される拒絶査定等に対する訴えは、IPABに代えて高等裁判所に対して行うことになります。また、2021年4月4日時点でIPABに継続中の事案は、特許・商標共に高等裁判所に移管されますのでご注意ください。

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