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【米国】DOCX形式による米国出願について

IPニュース 2023.01.27
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 USPTOは、2022年12月29日に、非DOCX形式による米国出願に対する追加料金(2021年12月3日の記事「米国出願におけるDOCX形式による出願書類の提出」参照)の発効日を、「2023年1月1日」から「2023年4月3日」に延期することを発表しました。

 米国出願におけるDOCX形式による出願は、USPTOの「Patent Center」を通して行われます。
 Patent Centerは、出願人によってDOCX形式の出願用書類がアップロードされると、feedback document(書式等のチェック結果(error、warning)が記載されたDOCX形式のファイル)を作成します。出願人は、このチェック結果に基づいて出願用書類の修正等を行った後、正式に出願することができます。
 Patent Centerは、また、出願の後に、出願人がアップロードした「DOCX形式」の出願用書類から、「PDF形式」のファイル(USPTO generated PDF)を自動的に作成します。出願後に作成された「USPTO generated PDF」が、正式な出願書類とみなされます。

 USPTOは、出願後速やかに「USPTO generated PDF」を確認し、不備があった場合、1年以内に修正することを推奨しています。
 「USPTO generated PDF」は、下記の3つの方法で修正できます。
 方法1:従前どおりの優先権証明書に基づく修正
 方法2:出願人がアップロードした「DOCX形式」の出願用書類に基づく修正
 方法3:出願人が作成・提出したPDF形式の出願用書類(※)に基づく修正

(※)2023年6月30日までの暫定措置として、「DOCX形式」の出願用書類とともに、出願人が作成した「PDF形式」の出願用書類を、追加料金なしで提出することができます。

(津村 祐子)

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