日本国特許庁(JPO)とブラジル産業財産庁(BPTO)との間で実施されている特許審査ハイウェイ(PPH)試行プログラムのうち、BPTOへのPPH申請の受付が、2023年12月31日まで停止されます。
(経緯)
日ブラジルPPH試行プログラムは2017年4月から実施され、2026年11月30日に終了予定ですが、必要に応じて延長される見込みです。
BPTOへのPPH申請は、受付件数に年間上限が設定され、通常型PPHは年間700件が上限で、PCT-PPHは年間100件が上限です。PCT-PPHはその上限に達したため、BPTOへのPCT-PPH申請受付が停止されていました(2023年6月20日付のJPOニュース)。今回、通常型PPHがその上限に達したため、BPTOへの通常型PPH申請受付も停止されました(8月2日付のJPOニュース。BPTOは7月17日に発表)。その結果、BPTOへの日ブラジルPPH申請受付は2023年12月31日まで停止されます。次の受付開始は2024年1月1日からです。
なお、JPOは、本プログラムのもとでのPPH申請件数に上限を設けていません。上記ニュースは、JPOが日ブラジルPPH申請を受付けることに影響はありません。
(参考)
日本特許庁HP:日ブラジル特許審査ハイウェイ試行プログラムについて
(坂田 啓司)