九州大学大学院薬学研究科修了後、塩野義製薬株式会社入社し、研究、開発、特許、技術提携(ライセンシング)に関する業務を担当しました(1959-1994年）。研究分野では、抗炎症ステロイド剤の合成中間体として注目されていた天然ステロイド化合物の構造決定とその合成に従事し、この研究により九州大学より薬学博士の学位を取得しました。他方、特許・ライセンシングの分野では、新規医薬品の技術導出および導入に関わる契約を成立させ、これら新薬の我が国における製造販売承認の取得および導出先国おける対応する承認取得作業にも関わりました。その後、米国イーライ・リリー社と塩野義製薬の合弁会社として医薬品用カプセル製造のために設立された日本エランコ社で2年間同社の社長としてその経営に従事しました。そして、1996年から青山特許事務所において主として海外顧客の特許出願、特許権の維持保全およびその侵害の予防および排除のための業務に携わっております。